日本工業経済新聞社(群馬)
2024/08/30
【群馬】県前橋土木が敷島公園大師線で工事発注
県前橋土木事務所は、前橋市青柳町などで進めている都市計画道路敷島公園大師線2期工区の道路改良事業について、12月にも工事を一般競争入札で公告する。工事を行うのは前橋市上細井町地内で、延長65mを対象に自立式山留擁壁工を実施する。2025年度以降は道路改良工や橋梁工が控えており、順次工事を推進する。
同事業は、主要地方道前橋西久保線として車道幅員6m、両側に自転車道2mと歩道2mを整備した全幅18mの路線に改良するもの。加えて、電線共同溝を布設し、無電柱化も行う。対象となるのは、主要地方道前橋赤城線との上細井交差点から西へ1320m、県道津久田停車場前橋線の青柳交差点周辺までが対象となる。
24年度に発注する工事は、上細井町交差点から西へ約100m進んだ地点を起点としてさらに西へ向かった延長65m。南側を対象に自立式山留擁壁工を実施する。擁壁工はφ457o、長さ5850oの鋼管を26本埋め込み、さらに上部鋼管として250o×250o、長さ4200oを設置、擁壁を整備する。道路部分の設計はコイデ(前橋市)が作成した。
これまでの工事で青柳町交差点周辺の延長240mで電線共同溝工を実施しており、25年度以降に前橋市龍蔵寺町や上細井町を対象に順次電線共同溝の布設と道路改良工事を推進する。また、名胡用水の付け替えも計画している。工区内には赤城白川を渡す白川橋と、竜の口川を超える八幡の2橋梁があり、それぞれで橋梁工事を計画している。
白川橋は、現在の橋梁上流側に新橋を架設しての対応を予定。橋梁の諸元は橋長42m、有効幅員7・51m〜7・76mの単純鋼床版箱桁橋として架設する。
八幡橋は、上下流に歩道および自転車道の側道橋を架設することで対応を予定。2橋ともにイージーラーメン橋で、上流側は橋長18・4m、有効幅員歩道2mおよび自転車道2mの計4mで予定。下流側は歩道のみとなり橋長12・2m、有効幅員2mでの架設を見込んでいる。