トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2024/08/29

【群馬】太田市は宝泉東小学校の給食室新築工事へ


太田市は宝泉東小学校(藤久良町1ほか)の給食室建て替え工事を計画しており、2025年度早期の工事発注を予定している。発注は、これまでの同市の給食室新築工事発注時を踏まえると建築工事、機械設備工事、電気設備工事の3分離による一般競争入札が有力。なお、現段階で概算工事費は解体工事費を含まずに約2億円を見込む。供用開始については2026年度を予定している。
給食室建て替えは、既存施設の老朽化が進んでいることによる食中毒などを未然に防ぐために実施する。2024年度はアークプランニング(太田市)が設計業務を進めている。9月下旬までに基本設計を完了させ、10月上旬ごろから実施設計に移行、25年1月下旬までにまとめるなど、2月下旬を履行期限とするスケジュールとなっている。また、設計業務では旧給食室解体の方針に基づき、アスベスト含有などの調査も行うとしている。
新たな給食室はS造平屋、床面積約300uで新築を予定。建設予定地は、既存給食室付近の普通教室棟の北側を見込む。現段階の工期は7月から着手し、25年2月末までを見込んでいる。
施設は約420食の提供を可能とし、調理室、洗浄室、検収室、下処理室、肉卵処理室などを整備する。準備室にはクリーンキャビネット、エアーシャワー等を設置し、ロッカー、堀こたつなどを含めた休憩室、更衣室などを配置。また、トイレは便座に着座状態で手洗い可能な洗面台を整備する。空調設備については調理室、洗浄室、検収室、下処理施設、肉卵処理室、食品保管庫、休憩室に設置を予定し、換気設備は全室で整備を行う。
このほか快適な室内環境を確保するため、使用材料の適正な選択、換気、通風および採光の確保、結露防止や断熱化に加えて、保全業務が効果的に行われるように仕上げ材料の耐久性、耐汚染性および耐風・耐水性、容易な維持管理にも配慮する方針を示している。
なお、既存の給食室はS造平屋で床面積は175u。1983年に建設された。