伊奈町は、総額約60億円を投じる新庁舎整備事業の優先交渉権者を佐藤工業埼玉営業所(さいたま市)に選定した。設計・施工を一括するDB(デザインビルド)方式で新庁舎を建てる。担当課としては9月議会へ本契約議案を提出する方向で調整中だ。契約締結に至れば、2027年8月ごろ新庁舎を引き渡し、28年8月末にも外構整備までを終える見通し。
新庁舎は、本棟(延べ床面積約8350u)と別棟(約700u)を整備する計画。行政執務・議会・地域交流・防災拠点・町民サービス機能を導入しつつ、図書館や観光協会、消防団第2分団などの機能を集約する方針となっている。
整備地には、現在の庁舎が立地する敷地(約1万1048u)を活用。本庁舎・別棟のほか、一般駐車場、身障者用・EV車用駐車場、駐輪場などを設ける。
優先交渉権者の構成は、設計・工事監理は佐藤総合計画、施工が佐藤工業埼玉営業所となっている。
提供:埼玉建設新聞