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　知多市は８月22日、名鉄朝倉駅前に移転新築する新庁舎について、建設工事の入札を10月下旬に公告すると発表した。建築、電気、機械設備、昇降機、外構を一括にして総合評価の一般競争入札で施工者を選定する。具体的な条件などは詰めている。事業費は89億４８００万円。２０２５年１月に開札して２月に仮契約。３月に契約を締結して４月から新庁舎建設に着手する。２０２７年５月の共用開始を計画している。
　新庁舎の建設地は、現庁舎南側で名鉄朝倉駅前の緑町25ノ１で敷地面積は１万３０１５平方�b。免震構造で規模は鉄骨造５階建て延べ１万０７３０平方�b。市民の交流を育み、豊かな自然を大切に、産業との調和をはかる「緑園都市」を体現し、まちの活性化を先導する庁舎の建設を目指す。設計は梓設計中部支社（名古屋市中区）が担当している。
　同市では、過年度に施工費用の上限を新庁舎整備分で81億円と算出していたが、資材価格上昇などの影響で約８億５０００万円を増額した。その他、新庁舎のネットワーク工事や備品購入などの予算は26年度に措置する予定だ。
　また、隣接地に整備する立体駐車場は、新庁舎とは別途に予算を確保して、25年度に実施設計を委託し、26年度に建設する。


提供：建通新聞社