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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/08/28

【群馬】上川原・道前久保函渠 年度内発注へ準備

県安中土木事務所は西毛広域幹線道路安中富岡工区に整備する(仮称)上川原函渠工事、(仮称)道前久保函渠工事について2024年度中の発注を目指していることを示した。(仮称)並木函渠については用地買収の状況等を踏まえ、工事発注時期を決める。3函渠ともに工種は土木一式工事で、フレックス工期を採用し、実工事期間は上川原函渠が約11カ月、道前久保函渠は検討中。並木函渠は9カ月を想定している。
上川原函渠は、安中市安中地内の碓氷川と安中市道中宿・水口線に挟まれた区間に現場打ちで整備。函渠上部を西毛広幹道が通り、函渠内は安中市道3494号線が通過する。上川原函渠は延長44m、内空幅8200o×内空高6200oの規模となり、鉄筋約300tとコンクリート約2000立方mで築造する。約2400立方mの掘削や約900立方mの埋め戻し、約2000uの一般型枠により整備を行う。函渠の前後には約260uのコンクリートブロック積みを施工する。
このほか、仮設工として約1070掛uの枠組み足場工や約2290空立方mの支保工を計画している。交通誘導員については、市道の切り回し時に必要に応じて配置する。設計は三井共同建設コンサルタント(東京都品川区)が担当してまとめている。
安中市上間仁田地内に整備する道前久保函渠は、現場打ちのボックスカルバートで、ボックス上部を西毛広幹道が通り、ボックス内は安中市道4709号線が通過する。道前久保函渠は延長16・6m、内空幅4500o×内空高4900oの規模となる。約200立方mのコンクリートや約22tの鉄筋を使用して築造する。一般型枠は約490u設置を行う。設計は高崎測量(高崎市)がまとめた。
並木函渠は柳瀬川から南に向かった約500m付近の安中市大竹地内に現場打ちで築造。函渠の上部を西毛広幹道が通り、函渠内は安中市道3511号線が通過する。延長19m、内空幅6600o×内空高3800oの規模となり、約430立方mのコンクリートと約36tの鉄筋を使用して築造を行う。一般型枠は約690u設置する。約980立方mの掘削と約280立方mの埋め戻しにより整備を行う。また、函渠の前後には約100uのコンクリートブロック積みを施工する計画。
このほか、仮設工として約480掛uの枠組み足場工や約470空立方mの支保工も計画している。交通誘導員は工事実施時、必要に応じて配置する計画としている。設計については、プロファ設計(伊勢崎市)が担当した。
なお、安中富岡工区に整備する函渠について(仮称)道前久保本線函渠工事と(仮称)天神川函渠工事は、すでに工事が発注済みとなっている。