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秋田建設工業新聞社
2024/08/28

【秋田】秋田南中学校・築山小学校・中通小学校併設校の整備/9月補正に地質調査費など

 秋田市教育委員会は、秋田南中学校・築山小学校・中通小学校併設校の整備に関し、建設地となる南中の地質調査等業務費5,729万6,000円を9月補正予算案に計上した。小中併設校は南中のグラウンド敷地に4階建てで建設。用地測量や地質調査などを行う。また、新校舎の基本設計、実施設計を行うため、3カ年継続費(6年度〜8年度)3億4,800万円も9月補正で設定する。

 事業は、老朽化のため改築する秋田南中学校(南通宮田15−1)に、統合の検討を進めている築山小学校、中通小学校の2校を併設するもの。南中の全体面積は20,471u(建物敷地9,757u、運動場10,714u)で、現グラウンド(テニスコート含む)に校舎を新築し、校舎跡地をグラウンドとして整備する。これまでの併設校(雄和、岩見三内)は既存の中学校に隣接して小学校を整備しており、すべて新築するのは初めてとなる。

 新校舎の規模は4階建てで、普通教室(中学校15教室、小学校24教室)、特別教室、多目的ホールなどを設けるほか、武道場1棟、屋内運動場2棟を整備する。新校舎の使用開始は12年度を想定。推計した児童数をもとに教室数を割り出しているため、設計は最新の推計値をもとに進める。基本設計を7年度秋までにまとめ、8年度に実施設計を委託する方針。新校舎の建設は9年度の着工を見込んでいる。

 現校舎は校舎棟2棟(RC4F1,352u、RC4F2,525u)、武道場(S1F381u)、屋内運動場(1F:特別教室RC1F916u、2〜3F:体育館S1F1,357u)、渡り廊下などで構成。新校舎の供用開始後、解体しグラウンドにする。

 工事中はグラウンドが使用できないため、築山小学校(楢山古川新町55−1)のグラウンドを活用する方針。また、併設校開校後は小・中3校分のグラウンドが必要となり、南中敷地内では十分な広さを確保できないことから、築山小の校舎を解体し第二グラウンドとする。築山小の全体面積は14,948u(建物敷地8,747u、運動場6,179u、その他22u)で、校舎跡地にサッカー場とテニスコートを整備する。

 築山小・中通小の統合では、6月に第1回統合準備委員会を開催。今後、統合校の校名や、校歌・校章などについて協議を進めていく。



提供:秋田建設工業新聞社