福井市は26日、杉本達治知事や県選出国会議員らに対し、「令和7年度重要要望書」の要望活動を行ったと発表した。▽特別重要要望▽重要要望▽財源確保、事業推進等に係る要望―で構成され、項目数は全体で135。うち新規は17。
ハード関係の新規を見ると、まず新県営産業団地(稲津町・荒木新保町)については、市と十分に連携して円滑に整備を進めるとともに、市が実施する上下水道等のインフラ整備事業に対する財政措置を講じることを要望。あわせて、別項目で、市が実施する県営産業団地までの下水道整備事業に関して、施工延長が3・3キロで多額の費用を要する見込みとし、社会資本整備総合交付金による確実な財政支援を行うことも求めている。
また、汚水管改築の国費支援におけるウォーターPPP導入の要件化については、導入時期も含め、その運用で柔軟かつ丁寧に対応することを要望した。
このほか、▽農業集落排水の安定的な運用(天下地区の機能強化事業)▽農業の競争力強化対策の推進(農業競争力強化基盤整備事業(県営)杉谷地区の事業採択)▽主要地方道福井今立線稲津橋の架け替え▽一般県道東郷福井線の歩道整備▽遺跡内に復元した建物の改修―なども新規に盛り込んだ。