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建通新聞社(中部)
2024/08/28

【愛知】安城市の新アリーナ 施設規模明らかに

 Bリーグに所属するプロバスケットボールチームのシーホース三河(刈谷市八軒町1ノ15)は、新ホームアリーナとなる「三河安城交流拠点(アリーナ)」の概要を明らかにした。約5000席の観客席を設け、国内最高峰のリーグとなるBリーグ・プレミア(Bプレミア)への参入基準を満たす。今年10月から建設地に立つ既存建物の解体に着手し、2025年11月の着工を目指す。
 新アリーナの規模は、鉄筋コンクリート一部木・鉄骨造4階建て延べ約1万5000平方b。約5000席の観客席を活用し、バスケットボールの試合だけでなく展示会や講演会、音楽イベントなどにも使用したい考え。設計はアイシン開発(刈谷市)と日建設計(東京都千代田区)が担当、施工は竹中工務店(大阪市中央区)が担当することになっている。
 完成は、当初予定していた2026年10月からずれ込み、28年3月ごろを予定。Bプレミア28―29シーズン開幕からの利用開始を目指す。
 開発は、パナソニックスタジアム吹田(大阪府吹田市)などで前例のある「負担付き寄附」を活用して実施。事業主体は「三河安城交流拠点建設募金団体」。同団体による募金などで建設資金を調達し、整備に着手する。施設は完成後、同団体から安城市へ寄贈。その後、安城市から、シーホース三河が中心となって設立するアリーナ運営会社へ施設の管理・運営を委託する見通し。
 建設地は安城市三河安城町1ノ11ノ2、アイシン(刈谷市)の旧安城工場跡地。敷地面積は約3万平方b。用途地域は近隣商業地域。建ぺい率は80%、容積率は200%。
 Bプレミアは26―27シーズンから開始するプロバスケットボールの新トップリーグ。単年度の競技成績による昇降格を廃止する一方、参加クラブには▽入場者数平均4000人以上▽売上高12億円以上(うちバスケ関連で9億6000万円以上)▽ホームアリーナの観客席数5000席以上―などの条件を定めている。


提供:建通新聞社