新発田地域広域事務組合(管理者・二階堂馨新発田市長)が計画する、「新庁舎建設工事」の起工式が26日、新発田市中田町地内の現地で挙行され、組合議会、工事関係者ら約70人が出席した。
地鎮の儀では、斎鎌を佐藤総合計画・巧設計JVの鉾岩崇代表取締役社長(佐藤総合計画)、斎鍬が二階堂市長、施工者を代表し新発田建設の渡辺明紀代表取締役社長が斎鋤をそれぞれ執り行い、工事の安全と地域の発展を祈願した。
あいさつに立った二階堂市長は、「地域の災害に対応するとともに、太陽光発電により消費エネルギーを50%にし、ゼロカーボンにも添った願いが込められた施設。慎重に安全に期していただき、完成の暁にまた会いましょう」と喜びを語った。鉾岩社長は「周辺の拠点となり、機能を共有しながら合理的にコンパクトにまとめた。頻発する災害に対応するため、住民一人ひとりの防災力を高め、消防訓練が間近に見れるスペースや、研修スペースを配置した」と説明し、渡辺社長は「工事の大切さを思い、無事に安全に皆さんに親しまれ、機能を十分に発揮できるよう、地域に役立つ建設を目指していく」と気を引き締めた。
広域消防本部・新発田消防署(新栄町1丁目地内)、広域合同庁舎(中央町5丁目地内)の老朽化が著しいことから移転する。複合および集約化を図るとともに、消防防災業務を含む各種広域行政機能を効率的、効果的に推進するのが狙い。
建設規模はRC造一部S造3階建て(耐震構造)で、庁舎棟(純ラーメン構造)が延べ3633・26平方メートル、副訓練棟(耐震壁付きラーメン構造)が延べ365・87平方メートル、主訓練棟(同)は5階建て延べ138・18平方メートル。1階が新発田消防署、2階が消防本部、3階が広域事務局。場所は国道7号沿いの二葉小学校隣接地。工期は2026年2月27日まで。
施工は建築が新発田建設・石井組・伊藤組JV、電気設備がミトモ電設・胎内電建工業・王紋電気JV、給排水設備が新菖工業・宮島工業所・中山商会JV、空調設備は関川水道・大堀商会・東亜住設JV。設計については佐藤総合計画・巧設計JVが担当。
仲山与志男現場代理人
「安全第一に無事故無災害で工事を達成させ、関係者の方々には喜んでもらえるよう、仕事を納めていきたい」