建設新聞社
2024/08/27
【東北・福島】浪江町に競走馬育成施設を整備
Blooming Stables(東京都中央区日本橋人形町1の12の11 吉谷憲一郎代表取締役社長)は、浪江町に競走馬育成施設の整備を計画し、2025年夏の着工に向けて土木・建築設計をシードコンサルタント(奈良市)で進めている。
今回の計画は、1歳10カ月から競馬デビューまでの後期育成や、外厩調整を行う施設を整備するもので、最大512頭の馬を管理可能とする。
整備予定地は、浪江町末森、大堀地区の山林など約41万平方b。同町への整備は「相馬野馬追」といった馬事文化が存在することや、常磐自動車道浪江ICが近接し移送が容易であること、地形的に坂路コースが整備できる環境であることなどから決定した。
施設は、直線1000bの坂路コースや1200bの周回コース、32頭収容の厩舎16棟、従業員寮、社員食堂を含む管理棟などで構成。現在構造や規模などを取りまとめている。
施工者選定は25年春を目指しており、土木工事と建築工事の分割または一括発注などの検討を進めている。着工は同年夏、完成は27年夏を予定している。
総事業費は約80億円を想定し、国の補助金を活用する。
提供:建設新聞社