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　金沢市は、塚崎町地内「金沢市立森本地区新保育所建設工事（建築工事）」（２２日開札分）の入札結果を公表し、８億３９００万円で応札した城東・橘・共栄特定建設工事共同企業体に落札が決まった。
　工事概要は、森本地区新保育所建設にかかる建築工一式。建設規模はＲＣ造２階建て延べ１８３８・０４平方メートルで、森本こどもグラウンドの一角に新設する。予定価格は８億４０９０万円だった。
　施設の特徴としては、想像力を育む情操教育を推進するため、広い遊戯室や専用アトリエ空間が確保される。また、北部エリアの子育て拠点となり、未就園児が楽しく過ごせる遊具や、絵本コーナーの専用スペースを配するほか、医療的ケア児の受け入れに向けて医務室、エレベータも設置。
　外観は、統合する３保育所を３色に表した地元産材の木製ルーバーを園舎正面に配し、床材や遊戯室の天井には木材を用いる。保育室、遊戯室などに眺望デッキを設け、木の温もり、豊かな自然を感じる環境を整える。
　なお、建築請負契約の締結議案は市議会９月定例月議会に上程され、議決後、建設工事に取り掛かる。工期については、２０２６（令和８）年１月３０日まで。同年４月の開所を予定している。
　建築実施設計はＭＡＣ建築研究所が担当した。