全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

県上信自動車道建設事務所は、整備を進めている吾妻東バイパスについて、近く道路改良工事３件を条件付き一般競争入札で公告する。東吾妻町植栗地内で植栗・中之条ＩＣ整備に向けて切土工などを実施するほか、植栗地内〜岩井地内および厚田地内で盛土工などを行う。道路改良工の設計は、いずれも大日本ダイヤコンサルタント（東京都千代田区）が手掛けている。
吾妻東バイパスは、植栗・中之条ＩＣから厚田ＩＣまでを結ぶ、延長約６４００ｍ、幅員10・５ｍの新設道路。２０１４年度に事業へ着手、29年度の完了を目指している。
今回発注となる３件の工事の詳細については次の通り。
【植栗・中之条ＩＣ】
整備を進めている中之条・植栗ＩＣ橋Ａ１橋台の東側で切土工を行う。延長１７５ｍを対象に直高20ｍ、切土量16・９万立方ｍで整備する。また、小段排水路として合計延長３００ｍ程度、幅２４０�o〜３００�oＵ字溝を布設する。
合わせて、同橋の橋台および橋脚の間へ補強土壁を行う。テールアルメ工法で施工延長39・９、施工面積は２４０・８�uとなっている。
【植栗〜岩井地区】
植栗・中之条ＩＣ橋Ａ２橋台の西側から延長９２０ｍ区間で盛土を行う。直高は約８ｍ、盛土量10・７万立方ｍとなっている。なお、盛土は植栗・中之条ＩＣ整備切土工事で出土した土砂を使用する。
また、同区間で小段排水工および既設用水路の付け替え工事として、幅２４０�o〜３００�oＵ字溝を合計延長２７００ｍ布設する。合わせて、一部区間で道路待避所を設けるために補強土壁工を行う。ジオテキスタイル工法で合計延長１６５・４ｍ、施工面積６５２・４�uで整備する。
なお、補強土壁工事の設計は日本工営（東京都千代田区）、用水路工事の一部を技研コンサル（前橋市）がそれぞれ担当した。
【厚田地区】
建設を進めている厚田跨道橋西側で盛土工事などを行う。同橋の施工のために整備された迂回道路の撤去後に着工する。
盛土は延長３００ｍ区間で直高13ｍ、盛土量７・６万立方ｍを施工する。合わせて、同延長で地盤改良工を行う。中層混合処理でセメント系混合剤６０００立方ｍの使用を想定している。
また、合計延長１０００ｍで小段排水として２４０�o〜３００�oＵ字溝を布設する。
このほか、延長74・９ｍで補強土壁を行う。ジオテキスタイル工法の二重壁タイプで面積５３６・１�uを整備する。補強土壁の設計は三井共同建設コンサルタント（東京都品川区）が行った。