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　秋田市上下水道局は、浜田配水池（浜田字長坂）に増設する第２配水池に関し、昨年度に委託した詳細設計の履行期限を今月30日まで延期している。まとまり次第、浄水課とも協議して詳細を決め、早ければ来年度に工事発注したい考え。設計委託段階ではＰＣ造で有効容量6,000㎥の配水池を１池、増設することになっている。今年度は本体工事に向けた不断水分岐工を進めている。

　浜田配水池には豊岩浄水場（豊岩豊巻字上野）でつくられた水が送られ、同市浜田、新屋などの各地区に水が分配されている。地下に配置されている既設の配水池はＲＣ造で、地上には流量計室やバルブ操作室として使用している建屋がある。有効貯水容量は12,000㎥。配水池は既設の１池しかないため、第２配水池を増設することで２池体制にし、メンテナンスなどが円滑に実施できるようにする。

　増設する配水池は、既設配水池隣接の地上部にＰＣ造、有効容量6,000㎥、高水位（ＨＷＬ）75ｍ、低水位（ＬＷＬ）70ｍ規模で建設する。地上に電気室、地下に流量計室を新たに建設する予定。比較的大規模な工事となる見通しで、複数年での整備が想定されている。基本設計は日水コン、土質調査はジオテックコンサルタンツが担当。

　なお、豊岩浄水場から送水される水を止めずに２池へ分配するため、今年２月末に浜田送水管整備工事（請負者：山岡・三和施設特定建設工事ＪＶ）を発注し、不断水分岐工を進めている。


提供：秋田建設工業新聞社