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北陸工業新聞社
2024/08/26

【新潟】馬下橋の早期架替えへ結束/国道290号期成同盟会が総会/県に要望書提出

 一般国道290号「馬下橋」架け替え促進期成同盟会(会長・田邊正幸五泉市長)は23日、五泉市内で総会を開き、早期実現に向けて関係機関のさらなる結束を図った。
 会に先立ち、田邊会長は「長年の願い。国道49号と磐越自動車を結ぶ大事な道路。佐渡金山が世界文化遺産に登録され、県だけではなく、阿賀野エリアの観光が潤う。それは馬下橋の架け替えに懸かっている。心をひとつにし、地域の発展に貢献できるよう取り組んでいく」とあいさつ。続いて、来賓から小島義徳県議会議員は「国や県にさまざまな要望を行ってきたが、早期の実現を目指すためには財政のやりくりが問題」と国への働き掛けを訴えた。これを受け、佐藤信秋参議院議員は「全国を見渡しても馬下橋は危ない橋。大型車も行き来ができず何とかしたい思いだ。来年には事業化してもらいたい」と県にはっぱをかけた。また、県土木部道路建設課の水倉健課長は重要な幹線道路との認識を示した上で、「観光や産業を支え、生活の安全・安心の確保を担う」と現状を理解した。総会後、田邊会長から水倉課長に対し要望書が手渡された。
 1級河川阿賀野川を横過し、五泉市と阿賀野市をまたがる馬下橋(370メートル)は59年が経過。老朽化や旧規格の幅員構成のため、幅員が狭いほか歩道もなく通行上の問題が生じている。

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