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北陸工業新聞社
2024/08/26

【富山】新会長に廣川範樹氏(廣川建設工業)/北陸建設青年会議が総会

 新潟、富山、石川の北陸3県の建設業協会青年層で構成する北陸建設青年会議(会長・猪俣一成巴山組専務取締役)の2024年度総会が22日、富山市のホテルグランテラス富山で開催された。任期満了に伴う役員の改選では、新会長に富山県建設業協会青年部長の廣川範樹氏(廣川建設工業代表取締役)を選任した。任期は2年。
 役員と会員46人が参加。冒頭、猪俣会長が「南海トラフを想像させる地震、台風も例年とは異なる経路で発生するなど、日本全国で異常気象、地域防災が問われている。各地区の青年部、建設業界の力が必要となっており、3県連携の下、北陸の地域防災、地域づくりに尽力していただきたい」とあいさつした。
 議事では、23年度の事業報告と収支決算、役員改選、24年度の事業計画と収支予算を審議し、いずれも承認した。
 事業計画では、(1)建設業界が直面する諸問題の調査研究・情報交換(2)諸課題に関する研修および官公庁・関係諸団体との意見交換(3)全国建設青年会議への参加、「建設青年の日」PR活動の実施−などに取り組む。
 続いて、新たな正副会長が就任あいさつし、廣川会長が、「先輩方が培ってこられた北陸3県の絆をより強くし、様々な問題に対して情報交換、意見交換をしながら進めたい。発注者、受注者が一体となることが大事であり、これから2年間、一生懸命に楽しんでやっていきたい」、明翫圭祐副会長が「廣川新会長をしっかり支えながら、皆様と連携を深め、北陸の建設業の発展に努めたい」、細川一彦副会長が「廣川新会長をサポートできるよう、一丸となって頑張りたい」とそれぞれ抱負を述べた。
 今総会をもって会長を退任し、顧問に就いた猪俣氏は、「当青年会議では、役員として8期16年にわたり携わった。各県で問題を抱えているが、3県の連携はとても価値がある。担い手、賃上げなど課題はあるが、国土交通省の皆さんは我々をパートナーとして、抱えている問題に耳を傾けてくれる。この会議を有意義に使って、各社と業界を良くしてほしい」とエールを送った。
 同じく副会長を退任した梅本大輔氏は、「たくさんの思い出があり、非常に良い経験をさせていただいた。直近の出来事では、能登半島地震の災害支援に行ったことが思い出に残る。各家庭で瓦の撤去、物品の運び出しを行い、非常に感謝された。仕事の原点を思い出せた良い経験だった」と振り返った。
 総会後には、北陸地方整備局の信太啓貴企画部長による講演「北陸の地域建設業を考える」が開かれたほか、懇親会も催された。以下、会長以外の新役員(敬称略)。
 ▽副会長=明翫圭祐(明翫組)、細川一彦(中越興業)▽幹事長=吉田信一郎(東城)▽幹事=今村健(今村組)、松倉祐太(松倉建設)、鶴山雄一(加賀建設)、寺田道生(石川建設工業)、吉光成寛(吉光組)、辻森久美(巻建設)、森下真朋(森下組)、伊藤健夫(山隆リコム)、谷中悠吾(源建設)、佐藤勇介(朝日舗道)▽顧問=猪俣一成(巴山組)

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