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建設経済新聞社
2024/08/23

【京都】向日市民温水プールあり方会議報告書 施設規模縮小し再整備

 向日市民温水プールの今後のあり方を話し合う向日市民温水プールあり方検討会議の意見がまとまり、21日に向日市に報告した。
 同会議は、向日市民温水プール及び向日市健康増進センター(両施設の総称:ゆめパレアむこう)の再整備計画について議論するもの。プールの整備内容や方針について議論した。
 報告書によると「既存施設を解体し、以前よりも施設規模を縮小した市民温水プールを再整備する。新たに整備する市民温水プールについては、幅広く市民が活用できる施設とすること、学校の水泳授業も実施できるよう整備することで、学校プールの改修費用を不要とし、財政負担を低減する」とした。
 プール再整備のコンセプトは「幼児から高齢者までの利用に配慮し、幅広く市民が活用できる施設」「学校プールとして活用し、かつ永続的に利用できる施設」「ユニバーサルデザインや環境にも配慮した施設」。
 学校プールとして必要な整備については、適切な水泳授業の実施ができるよう教育委員会で、十分に検討することが必要とした。プール以外の整備については、永続的に利用できる施設とするためにも、市の財政負担を考慮し、必要最小限の整備とするが、プールを利用しない人でも自由に利用できるフリースペースを整備することで、幅広く市民が活用できる施設となることを期待している。
 建設・運営手法については、健康増進センターとの連携や民間活用も含めて検討する。
 運営に関わる内容(市民・市民以外の利用料金区分や駐車場の料金制導入)については、運営手法や運営主体の決定以降に協議し、決定するとした。
 余剰スペースについては、市内の他施設との重複を避けるため、駐車場や更地など後々整備を行いやすい状況にすべきとした。
 プールの利用期間や運営方式については、今後も引き続き議論を行う予定。