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北陸工業新聞社
2024/08/23

【新潟】雄志中南側と柿崎体育館跡/2統合保育園の候補地決まる/上越市/整備期間は5年程度

 上越市は、雄志中学校区(津有・諏訪・高士区)および柿崎区に計画する統合保育園の建設候補地を決め、両地区内で20日に開催された地域協議会で報告した。
 報告では、雄志中学校区の同中学校(津有区内)南側、柿崎区の柿崎体育館跡地を候補地とし、今後、整備に向けた具体的な取り組みを進めていく意向を示した。
 各地区内でより多くの住民が居住し、最低5000平方メートルの敷地と一定の道路幅が確保でき、災害リスクが低い(避難所が近い)ことなどを条件に候補地を絞って統合対象となる各保育園の保護者らに提示し、意見交換会を実施。その上で、これまでの検討経過なども踏まえ、市が考える最適な建設候補地として決定した。保護者との意見交換会では概ね賛同的な意見が出され、意向調査でも雄志中学校区で80%、柿崎区で60%以上の賛成が確認できたという。
 また、いずれの地区についても、整備着手から新保育園の開園までには設計や用地造成等を含め、4年から5年程度かかるとの見通しを示した。今後は新保育園整備に向けた取り組みとともに、民間移管に関する検討も行うとしている。
 市では2月に策定した「上越市保育園の適正配置等に係る計画(第4期)」に位置づける具体的な取り組みの一つとして、各地区における公立保育園の統合・再編に向けた検討を実施。雄志中学校区内では戸野目保育園、上雲寺保育園、高士保育園、諏訪保育園の4園、柿崎区内では柿崎第一、第二保育園、上下浜保育園、下黒川保育園の4園をそれぞれ1園に統合する。少子化により各地区の児童数は32年度までに雄志中学校区で167人(23年度時点の4園合計)から140人程度に、柿崎区では165人(同)から120人程度に減少すると推計され、各園舎の老朽化も進んでおり、こうした課題に対応するのが目的だ。
 なお、この2地区8園に加え、城西中学校区の大和保育園、和田保育園、三郷保育園についても統合を計画する。

hokuriku