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北陸工業新聞社
2024/08/23

【富山】請負金額、市町村と県で増加/7月の前払金保証取扱高/東日本保証富山/累計は5.5%アップに

 東日本建設業保証富山支店は、2024年7月分における発注者別前払金保証取扱高をまとめた。
 それによると、請負金額は167億5400万円で、前年度同月比11・4%の増加。市町村と県で前年度実績を大きく上回ったことから、単月としては2カ月ぶりのアップを示した。
 発注者別の請負金額を見ると、国は同12・2%の減少。大きな増減があった発注機関は見られなかった。
 独立行政法人等は、同97・8%減と大幅ダウン。昨年同期に保証があった北陸自動車道関連工事などの反動減により、ネクスコ東日本で10億円、ネクスコ中日本で8億円それぞれ減少した。
 県は同23・7%の増。企業局では、継続工事である「庄東第一発電所大規模改良(リプレース)工事」の保証があり、10億円増加。その他では、「富山県立富山いずみ高等学校(第2期)長寿命化改修工事」の保証があったことから、4億円の増加を示した。
 市町村は同55・3%の大幅増。このうち、高岡市では、「消防本部・高岡消防署庁舎改築工事」の保証があり、12億円増加した。氷見市では、「窪小学校長寿命化改修工事」の保証により、9億円の増加。射水市では反動減により、5億円ダウンした。
 一方、4月から7月における24年度の累計請負金額は、同5・5%増の665億3500万円。過去5カ年の推移は件数、請負金額ともに上から2番目の状況。ネクスコ中日本で大きく減少したものの、県土木部や北陸地方整備局などで大幅な伸びとなり、全体としては前年同期を上回っている。
 主な内訳は、増加が県土木部28億円、北陸地方整備局25億円、県その他14億円、富山市12億円、富山地方鉄道10億円、県企業局9億円、氷見市6億円など。減少はネクスコ中日本98億円、ネクスコ東日本7億円。
 市町村別前払金保証取扱高の累計は、富山市が約57億円でトップ。高岡市約38億円、氷見市18億円余、砺波市と射水市が各14億円余で続いた。
 工事場所別前払金保証取扱高の累計では、黒部市と射水市、砺波市、高岡市、立山町、氷見市、滑川市などで増加。富山市と小矢部市、南砺市などで減少している。
 累計の発注者別中間前払金保証取扱件数は計13件で、件数上位は県土木部7件、富山市3件の順。請負金額は同163・1%増の17億4000万円余となっている。

hokuriku