トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2024/08/22

【富山】手法に分離、DB、PFI/砺波市新庁舎整備検討委/規模は8000平方メートル想定

 砺波市の第3回新庁舎整備検討委員会(委員長=大西宏治富山大学人文学部長)は21日、市役所で開き、事務局が基本構想の素案を示した。
 冒頭、大西委員長が「これまで2回議論してきたことが素案に盛り込まれている。自身でその後考えたことも含めて意見交換したい」とあいさつ。基本構想(素案)によると、基本理念に「市民の安全を守り、環境と人にやさしく、機能的でコンパクトな庁舎」を掲げ、新庁舎の基本的機能、場所、規模、事業費および事業手法・スケジュール、跡地活用などを盛り込んだ。
 規模は必要な面積として計8000平方メートルを想定。内訳は行政執務機能3550平方メートル、大会議室等機能700平方メートル、業務支援機能350平方メートル、議会機能500平方メートル、保健センター1000平方メートル、車庫600平方メートルなど。今後、事業費と合わせて精査される。
 事業手法は、設計・施工分離発注方式(運用開始2031年度)、実施設計または基本設計からのDB方式(同)、PFI方式(32年度)が想定されるとし、市の財政負担を抑制でき、地元の関連事業者などとのサウンディング調査も踏まえて検討が進められる。
 跡地は、サウンディング調査を実施するとしており、商業施設などの事業用地や宅地としての活用につなげたい考え。
 なお、場所については、第2回会合で抽出された候補地3カ所のうち、高道の「富山県花総合センター」(約2万7000平方メートル)が最有力と判断している。
 基本構想に続き、基本計画を25年度までかけて策定する。支援業務は、みかんぐみ(横浜市)。

hokuriku