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　風間浦村は、役場庁舎と消防庁舎の移転整備を計画し、それぞれ施工者選定へ条件付き一般競争入札で公告した。２件ともに建築、電気設備、機械設備、外構等の一括工事。
　申請書等の提出は今月29日12時まで、入札は９月24日10時から。予定価格は役場庁舎が14億９７００万円、消防庁舎が７億７１５０万円。工期は役場庁舎が２０２６年３月31日、消防庁舎が同年１月30日まで。
　参加資格は、２件ともに、３社または４社のＪＶ。各構成員が24・25年度の村建設工事等競争入札参加者名簿に登録され、むつ下北管内または上十三管内に本店を有していること。ただし、北通り地区（風間浦村、大間町、佐井村）に本店を有する者を１社以上構成員とすること。県有資格建設業者名簿の等級が建築一式工事Ａ級以上で、かつ特Ａ級の者を１社以上構成員とすること。ＪＶ代表者は特定建設業許可を有していることなど。
　同村易国間大川目地区にある役場庁舎（１９３６年建設）、消防署庁舎（73年建設）、中央公民館（70年建設）の３施設の老朽化が進行しているほか、県作成の津波浸水予測図で浸水エリアに含まれており、災害時における防災拠点、避難場所の確保などの観点から、風間浦小中学校近隣の高台地区に当たる同村易国間地内に移転整備を立案した。
　２件の工事概要は、役場庁舎等建設工事が、�@役場庁舎＝Ｓ造２階建て、延べ２３４２・64平方�b�A車庫兼書庫＝Ｓ造２階一部平屋建て、延べ６８５平方�b�B車庫兼防災備蓄倉庫＝Ｓ造２階建て、延べ５６８平方�b�C外構等＝１万００８０・34平方�b（駐車場整備、構内通路等）。
　消防庁舎等建設工事が、�@消防庁舎＝Ｓ造２階一部平屋建て、延べ９３８・91平方�b�A防災倉庫＝Ｗ造平屋建て、延べ１３３・32平方�b�B外構等＝６７３２・12平方�b（駐車場整備等）となっている。
　現在、造成工事（施工＝渋田産業）を行っており、12月ごろまでに造成を完了するとともに、議会承認を経て着工、２０２６年３月末の全体完成を目指す。
　なお、設計は役場庁舎が石川設計、消防庁舎はアール・エー・ビー開発が担当した。

　提供：建設新聞社