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　行田市は、義務教育学校設置へ向けた再編計画「個別編」策定事業の優先交渉権者を楠山設計（千代田区、電話03−３２９２−３５７１）に選定した。市内の全小中学校を計３校の義務教育学校へ統合する計画を立てており、基本的な方針を示す「骨子編」から続く形で、個別編で詳細な整備方針を定める。契約締結後、本年度末までに成果をまとめる見通しだ。
　学校規模の適正化や快適な学習環境整備を推進するため、市内の小中学校を計３エリアに分割して、地区ごとに１校の義務教育学校を設ける方針だ。市民との合意形成を図るために、まずは骨子編・個別編で構成する学校再編計画をまとめる。
　個別編において、３校それぞれの整備方針を固めていく予定だ。既存施設を改修・増築する方向や、校舎の改築あるいは移転整備といった可能性を検討。必要な機能や空間構成などを絞り込む。
　本年度内に成果をまとめた上で、来年度をめどに市民への説明会などを開催する見通し。