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滋賀産業新聞
2024/08/21
【滋賀】県湖北農振 大清水地先ため池「神戸溜」の耐震化
滋賀県湖北農業農村振興事務所田園振興課は、米原市大清水地先のため池「神戸溜」について耐震化に向けた改修整備を実施する県営神戸溜地区緊急防災工事（農地防災事業・ため池整備事業）の24年度採択に向けた縦覧等手続きを進めている。正式採択が順調に決まれば24年度下半期にも県湖北農振田園振興課が実施設計・測量試験等を発注・完了させ、25年度にも県湖北農振から初弾工事が発注され25年度仮設工、26年度それぞれ単年度で洪水吐工改修と取水設備改修工事、26～27年度の2ヵ年で堤体工改修工事を施工し完了させたい考えだが、25年度に仮設、洪水吐工改修、取水設備改修、堤体工―の4工種を一括で発注し着工、27年度に全体完了させる発注方式も視野に入れている。総事業費は3億5910万円。
事業計画によると、大清水農業組合が管理し大清水地区23・5㌶の農業用水などに利用されている「神戸溜」（米原市大清水地先）は、必要な耐震性能が確保されておらず危険な状態であり、現況洪水吐も排除能力に課題があり計画洪水量を流下できないことから、早期改修が喫緊の課題となっている。
各施設の改修計画によると、堤高10・97㍍、堤頂幅3・8㍍、堤長59・1㍍、貯水量約10万6000立方㍍規模の傾斜コア構造の「堤体」（99年新設・更新）は、法面保護工・張ブロック（Ｔ12㌢）、前法勾配などで堤体土補強および地盤改良を行う。「洪水吐」（測水路式、幅3・7㍍、99年新設・更新）は越流堰式で改修し（Ｂ5・2㍍、Ｈ1㍍）、「取水施設」（99年新設・更新）は堤体の全面改修に伴い現況の斜樋を新設（スライドバルブ250×2孔）し底樋の改修（スライドゲート700×700、底樋管800）を行う。
事業費は堤体工事費1億7949万円、洪水吐工4999万円、取水施設工3076万円、仮設工5620万円の工事費計3億1646万円に測量試験費2489万円他を合わせ総事業費は3億5910万円。
神戸溜はこれまで米原市が耐震化について検討。老朽化が進み13年の耐震診断で耐震性不足の判定結果を受け市では23年度の補助事業採択申請に向け22年度神戸溜耐震化整備事業計画策定業務をキタイ設計長浜事務所（長浜市）に委託し事業計画を策定した。24年度の新規事業採択をもって県に所管が移り詳細設計・測量試験から25年度一括もしくは分離で工事発注・着工し、27年度まで施工―となる見通し。
提供：滋賀産業新聞
事業計画によると、大清水農業組合が管理し大清水地区23・5㌶の農業用水などに利用されている「神戸溜」（米原市大清水地先）は、必要な耐震性能が確保されておらず危険な状態であり、現況洪水吐も排除能力に課題があり計画洪水量を流下できないことから、早期改修が喫緊の課題となっている。
各施設の改修計画によると、堤高10・97㍍、堤頂幅3・8㍍、堤長59・1㍍、貯水量約10万6000立方㍍規模の傾斜コア構造の「堤体」（99年新設・更新）は、法面保護工・張ブロック（Ｔ12㌢）、前法勾配などで堤体土補強および地盤改良を行う。「洪水吐」（測水路式、幅3・7㍍、99年新設・更新）は越流堰式で改修し（Ｂ5・2㍍、Ｈ1㍍）、「取水施設」（99年新設・更新）は堤体の全面改修に伴い現況の斜樋を新設（スライドバルブ250×2孔）し底樋の改修（スライドゲート700×700、底樋管800）を行う。
事業費は堤体工事費1億7949万円、洪水吐工4999万円、取水施設工3076万円、仮設工5620万円の工事費計3億1646万円に測量試験費2489万円他を合わせ総事業費は3億5910万円。
神戸溜はこれまで米原市が耐震化について検討。老朽化が進み13年の耐震診断で耐震性不足の判定結果を受け市では23年度の補助事業採択申請に向け22年度神戸溜耐震化整備事業計画策定業務をキタイ設計長浜事務所（長浜市）に委託し事業計画を策定した。24年度の新規事業採択をもって県に所管が移り詳細設計・測量試験から25年度一括もしくは分離で工事発注・着工し、27年度まで施工―となる見通し。
提供：滋賀産業新聞
