トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2024/08/20

【石川】来月6日から参加受付/松波小新築基本設計プロポ/能登町/契約限度額2552万円

 能登町は19日までに、「令和6年度能登半島地震復旧事業町立松波小学校新築基本設計業務」について、公募型プロポーザル方式による手続きを開始した。参加表明書の受付期間は9月6〜26日。1次審査で選考した5者程度に対し、10月4〜24日に提案書の提出を要請する。審査委員会での公開プレゼンテーションを経て、10月28日に最適候補者を特定する予定。契約限度額は2552万円(税込み)。
 プロポーザルには1級建築士事務所の登録を受けている単体業者か3者以内で構成する共同企業体が参加できる。単体、共同企業体構成員の1者以上は石川県内に事務所を有していればよい。参加者には2004年度以降に延べ床面積1000平方メートル以上の学校施設で新築、増築または改築の設計業務を元請けとして履行した実績も求める。現地視察は28〜30日に実施し、参加申し込み期限は23日。
 松波小は地震により校舎の柱の鉄筋が露出したほか、体育館の外壁が損傷するなどの被害が出た。町教委は文部科学省が実施した応急危険度判定の結果を踏まえ、安全安心な教育環境を早期に確保するため、松波中グラウンド部分に新築する。延べ床面積は校舎約2500平方メートル、体育館約900平方メートル。地域住民にも開放し、災害時には指定避難所とする。
 履行期間は来年3月25日まで。概算工事費は14億1750万円で、うち体育館整備には4億8000万円を見込む。実施設計と工事監理業務は基本設計の委託業者と随意契約を結ぶ。実施設計の完了後、来年秋に着工し、27年4月の供用開始を目指す。
 松波中グラウンドに整備中の仮設の校舎と体育館は9月末までに完成する。

hokuriku