建設新聞社
2024/08/20
【東北・山形】村山市が道の駅「むらやま」の市場調査
村山市は、EOI(運営事業者先行選考)方式を採用する新「道の駅むらやま」(仮称)の管理運営事業に関するサウンディング型市場調査を実施する。
今月26日に現地見学会、説明会を開き、サウンディングの参加申込期限は9月4日まで。サウンディングシートの提出期間は同9日から13日まで。同24日もしくは26日にサウンディングを実施して、10月中に実施結果を公表する見通しだ。
サウンディングの対象は、新道の駅の整備・管理に関する事業の実施主体となる意向を有する法人または法人のグループ。現時点の参加意欲を確認するとともに、本事業の公募開始に向けた事業スキームなどを聞き取る。
国道13号沿いの現在の「道の駅むらやま」は、近年の利用者減少や東北中央自動車道の開通に伴い交通量が減少していることを踏まえ、ヤマザワ村山駅西店の南向かいに位置する楯岡西地内の約3・5fに移転を計画。昨年度末はパシフィックコンサルタンツに委託して基本計画を策定した。
事業手法は、運営事業者と設計・施工事業者をそれぞれ公募するEOI方式を採用する。配置案については、敷地北側に駅舎や広場などを設け、南側を駐車場とする。駅舎は延べ約2400平方bを見込み、飲食や産直物販コーナー、観光情報コーナー、子どもの遊び場、24時間対応トイレなどの実装を想定している。駐車場台数は300台前後を見込む。
今回のサウンディングでは、採用する事業手法や業務範囲などに関する事業スキーム、10〜15年間を想定している管理運営期間などに対する意見を聞き取る。
今後、来年1月に運営事業者の参加表明を受け付けて、4月末に優先交渉権者を選定する。来年度は設計者の公募および選定に着手し、建築基本設計まで進める。26年度は実施設計を進め、27年度と28年度の2カ年を工事期間に想定。29年度の竣工、オープンを目指す。
概算事業費は約41億5000万円(税込み)を試算。管理運営事業アドバイザリー業務はパシフィックコンサルタンツ、土木基本設計は協和コンサルタンツが担当している。
提供:建設新聞社