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　秋田市道路建設課が進めている都市計画道路川尻広面線・横町Ａ工区で、所有者による建物の解体工事が始まった。着工したのは２階建ての旧雑居ビル（旧ＹＳプラザ）で、以前から空きビルになっていた。市は今年２月、用地交渉に関する説明会を開催。今年度から用地交渉・補償に着手しており、今後も集中的に用地交渉を進めていく方針。工事の着工時期は現時点で未定としている。

　川尻広面線では平成25年にＭＥＧＡドン・キホーテ秋田店〜寺町通までの「寺町工区」（Ｌ344ｍ）、５年度に寺町工区〜赤れんが館通りまでの「横町Ｂ・Ｃ工区」（Ｌ197ｍ）がいずれも県施行で開通し、一方通行が解消された。

　秋田市が所管する事業区間は県施行区間の同市南通側（秋田市大町５・６丁目）。横町通り交差部（清水ビル、酒楽亭うみひこ）〜五丁目橋手前までの延長114ｍで、飲食店などが多く立地。現在は南通方面から山王方面への一方通行となっている。

　事業では、車道幅員を12ｍに拡幅して両側に幅員6.5ｍの歩道を設置し、全幅25ｍの３車線道路を整備する。電線共同溝や歩行者スペースの融雪設備新設なども予定している。

　今年度は両側歩道（Ｌ228ｍ）の電線共同溝詳細設計を創和技術に委託し進めているほか、用地交渉を推進。今後、用地補償などが進めば、地下埋設物の移設や排水・側溝整備などを行う予定だが、用地交渉・補償の進捗によるため、着工時期は未定としている。


提供：秋田建設工業新聞社