近江八幡市教育委員会は、八幡西中学校の長寿命化改修に乗り出す。今年度から来年度にかけて設計業務を行い、来年度から工事に着手する考えだ。工期は36ヵ月程度。分離発注(建築工事、電気設備工事、機械設備工事、仮設校舎)を予定している。
1982年度(昭和57年度)に設置された市立八幡西中学校(近江八幡市古川町50/敷地面積5万3881・06平方b程度)の施設規模はRC造一部S造3階建、延1万1180・76平方b。建築面積6920・32平方b(10平方b以下の付属棟は含まない)。
今回の工事概要は@仮設校舎の建築・リース・解体工事A校舎棟ほかの長寿命化改修工事及びエレベーター設置工事(増築)B@及びAの工事に伴う部分及び敷地内の外構整備工事―。工事費は未定。
設計業務内容は▽上記の工事を実施するための現地調査、地盤調査、設計及び積算業務▽仮設校舎等の基本設計及び実施設計・積算業務▽武道場の耐力度調査▽校舎棟ほかの長寿命化改修等工事及びエレベーター設置工事の基本設計及び実施設計・積算業務―等。
長寿命化改修工事にあたり、近江八幡市学校施設の長寿命化計画に基づき、目標耐用年数を建設後80年間とし、今後、対象建築物が使用できることを目指す。現施設にはエレベーターが整備されていないため、改修においてエレベーターの配置検討を行う。電気設備及び機械設備については、全更新を前提とする。武道場(S造平屋建、延299平方b)は、今回の設計業務で耐力度調査を実施する。
仮設校舎等は、別途リース方式にて発注予定。規模及び配置については、工事ローテーションと改修工事の規模から協議の上、決定する。仮設校舎(増築)の施設規模はS造2階建以下、延2000平方b未満が想定されている(渡り廊下、便所等を含む)。
八幡西中学校長寿命化改修工事設計業務の委託業者については、8月29日開札の一般競争入札により選定する。委託期間は契約締結日から来年11月28日まで。
提供:滋賀産業新聞