大阪府の2023年度の建設工事における平均落札率が、本紙の調査で分かった。全体の落札率は、前年度比0・3ポイント増の90・6%。22年度に続いて90%台をキープした。全体の件数は948件と前年度から35件増加した。
主要6部局(※)のうち、落札率が最も高かったのは教育庁の92・2%。前年度に比べ0・9ポイント増加している。前年度に比べ最もポイントが増加したのは都市整備部住宅建築局の92・2%で、1・3ポイントアップしている。この他、農林水産部が前年度比0・3ポイント増の90・9%、都市整備部(住宅建築局除く)が同0・1ポイント増の91・2%、大阪港湾局が0・1ポイント増の91・0%、府警本部が同0・8ポイント増の87・6%だった。
土木、建築の各一式工事別に見ると、土木一式工事の落札率は91・1%で前年度と比べ0・4ポイント増加。建築一式工事では、92・6%で前年度と比べ0・7ポイント増加した。件数では、土木一式が244件で前年度比24件の減少、建築一式が104件で5件の増加となった。
※主要6部局―農林水産部、都市整備部(住宅建築局除く)、大阪港湾局、都市整備部住宅建築局、教育庁、府警本部
提供:建通新聞社