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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/08/09

【群馬】県太田土木事務所は聖川河川改修工事へ


県太田土木事務所は、太田市細谷町地内にある聖川の社会資本総合整備として着手している河川改修事業について、整備を進めている中流1・2工区を対象に、工事2件の発注を9月ごろに予定している。コンクリートブロック積工および根継ぎ工を内容として護岸工事を実施。分割1号は延長43m、分割2号は延長100mで計画しており、工種を土木一式工事として、それぞれ一般競争入札で公告する。
河川改修は、おおむね30年に1回程度発生すると予想される洪水による氾濫を防止するために実施。現在は川の断面が小さく、蛇行しているために川幅を広げて下流へ安全に流せる量を増やすことで、河川の氾濫による被害のリスクを軽減する。なお、現在の流下能力は約10立方m/sとなり、計画流下能力は30立方m/sを目指していく。
河川改修の全体計画は延長1740mを対象に河道拡幅するもので、中流1工区と中流2工区に分けて事業を進めている。中流1工区は細谷町・西新町住民センター(太田市西新町17)付近から合の谷堰までの延長640m。現在、下流から延長260mが整備済みとなっている。
設計業務は中流1工区、2工区ともにオウギ工設(前橋市)が手掛けた。
分割1号では、左岸と右岸を対象に護岸延長計72m、コンクリートブロック積工約130u、根継工約20立方mの実施を計画している。内訳は、左岸がコンクリートブロック積工(1:0・5)SL=3・7〜4・2m、L=7・0mおよび根継工(1:0・5)SL=1・6〜1・7m、L=36m。右岸はコンクリートブロック積工(1:0・5)SL=3・2〜4・3m、L=29mとなっている。
分割2号については、左岸と右岸を合わせて護岸延長計177m、コンクリートブロック積工約400u、根継工約36立方mを行う。左岸側はコンクリートブロック積工(1:0・5)SL=3・2〜3・3m、L=47mおよび根継工(1:0・5)SL=1・7、L=53m。右岸ではコンクリートブロック積工(1:0・5)SL=3・2〜3・3m、L=77mを実施する。
中流2工区についてはこのほか、合の谷堰から東武鉄道との交差までの延長1100mを対象として整備を予定している。工事着手時期については、25年度を計画している。