株式会社ヤマハミュージッククラフト秋田(北秋田市小又字堂ノ下44−3、高田素樹代表取締役)は、同社敷地内に建設する新工場に関し、9月中に見積り合わせを行い施工者を決定したいとしている。ヤマハブランドのピアノ構造材製造などを行う新工場(S1F約1,750u)を建設するもので、総投資額は約7億円。来年4月に着工し、操業開始は同年10月を予定している。
新工場建設は、ヤマハが生産拠点構造改革として進めている国内生産強化の方針を受け計画したもの。64,071uの同社敷地中央部に、ピアノやマリンバなど楽器の木工部材をメインに、住宅建材、家具材なども製造する新工場を建設し、生産の効率化を図る。
敷地内には現在、加工や製材、塗装、人工乾燥、木取り、接着など用途ごとに13の施設(延べ床面積計9,869u)があり、新工場では接着やプレスなどの工程を行う。施設は鉄骨造平屋建て、床面積約1,750uで建設。事務所や社員の福利厚生施設なども設置する。
同社は昭和25年に桜庭製材所として創業し、昭和60年にヤマハの前身である日本楽器製造に資本参加。昭和63年にヤマハが株式を100%取得したことで子会社となった。今年4月にヤマハミュージッククラフト秋田に社名を変更している。
提供:秋田建設工業新聞社