【横浜】不二家(東京都文京区大塚2ノ15ノ6)は、2023年8月に閉店した旧「横浜センター店」の建て替えにより、美術館を併設したビルを新築する。施工は竹中工務店横浜支店(横浜市西区)が担当。今後、既存建物の解体を進め、2025年8月の本体着工、28年7月末の完成を目指す。
建て替え後の規模は鉄骨造地下1階地上6階建て延べ2818平方b。地上1〜3階には同社のレストランや物販店舗を配置。4〜6階を美術館とする。美術館の運営者や展示内容については非公表。
解体中の旧店舗の規模は鉄筋コンクリート造6階建て延べ3163平方b。1937年に完成し、不二家レストランなどを営業してきた。築80年を超え老朽化が進むとともに、耐震性が不足しているため建て替えることとした。
建設地は横浜市中区伊勢佐木町1ノ6ノ2の敷地554平方b。関内駅から約300bの場所で、商店街のイセザキ・モール沿いにある。
建て替えに当たり、同社は「当店の歴史を大切に継承しながら、未来へとつながる新しいコンセプトのビルを目指す」としている。設計は、旧店舗の設計担当者であるアントニン・レーモンドが創設したレーモンド設計事務所(東京都渋谷区)に発注した。
提供:建通新聞社