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建通新聞社四国
2024/08/09

【徳島】徳島県立城西高校 校舎と体育館を改修 

 徳島県は、県有施設の改修事業を建物ごとの利用目的に合わせて行う。このうち徳島市鮎喰町にある城西高校の校舎と体育館では、長寿命化改修、空調設備新設、トイレ改修を進めることとし、本年度中に設計を終えるとともに、工事は予算状況を見ながら、建築と設備を分離し2025年度以降に順次発注する。
 近年の気候変動を受けて県は、県有施設の避難所指定に伴う事業で地球温暖化を考慮した空調施設の導入や、教育環境の改善でトイレ洋式化などを進めている。これまでの老朽化に伴う改修と、県立学校施設防災機能強化事業など緊急性の高い事業を並行して進める。
 城西高校の長寿命化改修工事は、普通教室棟西側と中央部・鉄筋コンクリート造3階建て延べ2254平方bと、体育館・鉄骨造2階建て延べ1505平方bが対象。外壁、屋根、屋上防水、内部の各改修と設備更新を予定。
 また空調設備新設工事は、同校の長寿命化改修を行う体育館と、格技場・鉄骨造2階建て延べ496平方bが対象。平時の利用の他、災害発生時に避難者が快適に過ごせるようにする。エネルギー源は電気またはガス(都市ガスかプロパンガス)から比較検討する。空調機器には浸水対策を講じる。
 同校のトイレ改修工事は、普通教室棟(東棟)の1〜3階がリモデル、特別教室棟の1〜3階がリモデルに加え特別教室をリニューアルする。総合学科棟1〜3階がリモデル、宿泊訓練棟1〜2階がリモデル、園芸実習室1階がリモデル。リモデル工事は、排水管の位置を移動せず便器を交換する。
 これらの設計は工藤誠一郎建築地域研究所(徳島市)で25年3月20日に終える予定。所在地は徳島市鮎喰町2。

提供:建通新聞社