香川県は、本庁舎北館を再編整備するための基本計画策定に着手した。北館は建物と設備の老朽化が進み耐震性も不足しているため、建て替えと、他施設への機能移転が必要となる。対象施設の現況把握や敷地、防災面などの条件整理、概算事業費の算出を行い、基本計画を検討する。再編整備の全体スケジュールも練る。
北館は鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下1階地上4階建て延べ6851平方b。1966年に完成した時は3階建てだったが、後に4階建てに増築された。敷地や地下構造物の状況から現在の場所での同規模の建て替えは困難で、解体後に規模を縮小した施設を建設しつつ、北館にある施設機能の一部は県庁本館と東館へ移転し、また県庁近くにある看護専門学校跡地に施設を整備することでまかなう方針だ。
看護専門学校跡地は、高松市番町5ノ3ノ1の敷地で面積967平方b。
基本設計業務は松田平田設計大阪事務所(大阪市西区)が担当する。納期は2025年3月21日まで。
提供:建通新聞社