松山市との連携による北条地区の公営住宅集約化事業「第一新開団地」の2期工事について愛媛県は、建築主体工事の12月入札を見込み、10〜11月に一般競争入札を公告する。当初上半期中の入札執行を見込んでいたが、諸事情で延びた。入札に当たっては総合評価落札方式(施工計画型)を採用する予定で、建築A同士による共同企業体での参加を求める見通し。その他設備工事については年度内の入札を見込み、順次発注する。
第2期工事で整備する住棟は鉄筋コンクリート造7階建て延べ2893平方b。1DK7戸、2DK21戸、2LDK2戸、3DK12戸の計42戸を見込む。ユニバーサルデザインに配慮した施設とする他、構造材や内装材などにCLTや木質耐火部材などを活用する。設計は新企画設計(松山市)が担当した。建設事業費は約15・5億円を見込む。
建設地は松山市北条辻807他の敷地約1万平方b。
事業は公営住宅の共同整備と管理の効率化を目的に、松山市北条地区の老朽化が進んでいる県営鹿峰団地と市営住宅5団地を市営新開団地敷地内に集約(高層化)する県市連携事業。住棟建設は県が整備し、建て替え後は市が管理する。
1号棟と集会所を整備する1期工事はこのほど完成。建築主体を大和・愛媛・大進共同企業体(代表―大和コンストラクション)、電気設備を共立電気(松山市)、衛生設備を三和ダイヤ工業(松山市)、外構を相中組(伊予市)、舗装を新産道路(松山市)がそれぞれ担当した。規模は鉄筋コンクリート造8階建て延べ4203平方b。総工事費は約15・9億円だった。
提供:建通新聞社