日本工業経済新聞社(群馬)
2024/08/08
【群馬】相馬原地区の管路工と水路工を8月中旬に公告
県中部農業事務所渋川農村整備センターは、榛東村地内と吉岡町地内で相馬原地区県営障害防止対策事業として行う管路工事と水路工事の2件を、8月中旬にも一般競争入札で公告する。事業費は2024年度当初予算として1億4825万2000円を計上している。
管路工は、榛東村山子田地先の山子田配水路と榛名幹線水路の、2地区で改修工事を行う。
今回が初弾工事となる山子田配水路は、管路改修工事として水出貯水池の上流250mの区間を予定。塩化ビニル管φ250oを用いた管路改修を行う。工期は約6カ月を見込んでいる。設計は藤和航測(前橋市)がまとめた。なお、25年度も引き続き管路工を実施する計画。
榛名幹線水路で行う管路改修工事は、水出貯水池の上流40mの区間を予定しており、塩化ビニル管φ350oの管水路工を計画している。工期は約6カ月を見込んでいる。設計は内外エンジニアリング(京都府京都市)が担当した。なお、25年度は河川横断部分の管の布設についての予算を概算要求している。
水路工では、吉岡町南下地先の松屋堰導水路で初弾工事となる改修工事を行う。
現場は大藪交差点の東側に位置しており、既設の水路が老朽化しているため撤去し新しく布設する。施工延長224mを対象に、基本的には300o×300oのU字溝で整備し、深さがある箇所には深溝側溝を使用しコンクリートにより敷調整を行う。工期は約6カ月を見込んでいる。設計についてはオウギ工設(前橋市)が手掛けた。なお、25年度も引き続き水路改修工事を行う。
相馬原地区県営障害防止対策事業では、今回の発注と同時期に山子田配水路と大宮配水路についての測量設計業務の委託をそれぞれ予定している。また、同事業の計画として、24年度は堂の入沢水路の管水路工の発注を見込んでいる。