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　横浜市教育委員会は、南部方面にある学校の建て替えなどに向けた基本構想の策定業務をじつ建築設計事務所（横浜市南区）に委託した。学校名は明らかにしていないものの、児童数の過大規模校だという。想定延べ床面積を約１万８０００平方�bに設定し、施設配置や工期、事業費などを整理する。２０２４年度末までに成果を得て基本設計に備える。
　対象は、将来的な児童数の急増が見込まれ、およそ２校分の規模となる学校を想定。面積約２万５０００平方�bの敷地を活用して、延べ床面積約１万８０００平方�bの施設に建て替える方針だという。
　今回の業務では、既存校舎の建て替えなどに併せ、児童急増に対応するために必要な教室を補充するプランを検討する。仮設校舎の設置だけでなく、既存校舎３棟と体育館、プールのうち、一部を建て替え・改修するなど複数のパターンを視野に入れ、配置とスケジュールなどを練る。
　この検討結果を踏まえて普通教室をはじめとする諸室の配置や全体スケジュールなどを作成し、事業実施に必要な費用の概算を算出する。
　市内では東戸塚小学校（戸塚区吉田町88）が一般学級31以上の過大規模校に当てはまっている。建て替えを含めた既存施設の老朽化対策を終えた後に、分校の整備を進める計画だ。


提供：建通新聞社