千葉市は、生浜西小学校の管理・普通・特別教室棟、屋内運動場、電気室棟等の外部改修等工事について、年度内に実施設計をまとめ、早ければ2025年度上半期に総合評価型一般競争入札で工事発注する見込み。今後は、建築(外部改修)、電気設備、機械設備の分離発注または一括発注などを比較・検討する。
5日に、外部改修実施設計業務委託の制限付き一般競争入札を公告した。20〜27日の入札期間などを経て、28日に開札に至る。委託期間は150日間。
当初予算に、生浜西小学校の外部改修実施設計を含む学校施設環境整備として14億823万7000円を確保した。
生浜西小学校は、中央区塩田町316―1に所在。敷地面積は1万6314u。
対象の建物は▽管理・特別・普通教室棟1―1棟=RC造3階建て、延べ床面積1837u、1972年竣工▽同1―2棟=RC造3階建て、延べ床面積264u、74年竣工▽同3―1棟=RC造3階建て、延べ床面積1289u、74年竣工▽同3―2棟=RC造3階建て、延べ床面積750u、79年竣工▽同3―3棟=RC造3階建て、延べ床面積750u、80年竣工▽屋内運動場6―1棟=S造平屋建て、床面積652u、75年竣工▽同6―2棟=S造平屋建て、床面積62u、81年竣工▽同6―3棟=S造2階建て、延べ床面積37u、88年竣工▽電気室棟=S造平屋建て、床面積29u、84年竣工▽体育倉庫=S造平屋建て、床面積49u、89年竣工▽園芸倉庫=S造平屋建て、床面積49u、89年竣工▽プール付属棟=S造平屋建て、床面積85u、2001年竣工。
屋上防水は、既存下地がシンダーコンクリートの場合、塩化ビニルシート防水接着工法、塩化ビニルシート防水または塗膜防水の場合、塩化ビニルシート防水機械的固定工法とする。新設後、遮熱塗料塗りを行う。パラペットなどの既存モルタルに浮きが生じている場合は、アンカーピンニング工法で補修する。既存手すりは撤去・新設する。
外壁は、爆裂・クラック・浮きなどの現地調査と既存塗膜の引張試験の結果に応じて改修方法を決定。また、打ち継ぎ目地、ひび割れ誘発目地、サッシ周りなどの既存シーリングを撤去・新設する。さらに、既存雨樋の改修、鉄部の塗装、普通ガラスの強化ガラスへの交換などを行う。色彩計画を、立面彩色により各面3案程度作成する。
そのほか、建築工事に支障となる電気設備および機械設備を改修する。
屋内運動場の屋根は、既存下地の状況に応じた改修方法を決定し、長期防蝕塗料による塗装またはカバー工法とする。塗装の場合、軒先の補強方法を検討する。また、4m×4mのヘリサインを設置する。
外壁材がラスモルタルの場合、サイディングに改修する。
改修工事は、学校施設の老朽化による設備等の機能回復および防災機能の強化などを図ることを目的としている。