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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/08/07

【群馬】長野原嬬恋バイパスの事業概要


県上信自動車道建設事務所は、長野原嬬恋バイパスについて事業概要を示した。同バイパスは長野原町与喜屋地内から嬬恋村鎌原地内を結ぶ延長8500m、幅員9・5mの高規格道路。インターチェンジ5カ所、トンネル1本、8橋梁の新設を予定している。現在は用地調査および測量を進めており、2025年度以降の工事着手を目指す。
長野原嬬恋バイパスは、国道145号大津交差点の南、坪井大橋付近から西に抜けて嬬恋村JR吾妻線万座・鹿沢口駅南側の鬼押ハイウェイ付近までを通す。
整備を予定している5つのインターチェンジは◇与喜屋◇古森◇袋倉◇芦生田◇鎌原−となっている。
与喜屋ICは与喜屋地内の国道145号で、渋川市方面から嬬恋村方面へ常時左折可能の交差を整備する。なお、草津町方面へは信号処理となる。
長野原町古森地内では、古森ICを建設し町道古森与喜屋線の上を整備する。路線上に山が2つあるために大規模な切土を予定している。
袋倉ICは、嬬恋村袋倉集落の南側へ信号のない丁字交差点を建設する。
ほたるの里(嬬恋村芦生田)付近には芦生田ICを築造。県道嬬恋応桑線から分岐する新たなアクセス道を建設して接続し、信号のない丁字の交差点となる。
バイパスの終点に建設する鎌原地内の鎌原ICは、鬼押ハイウェイとつながる村道三原鎌原線へ接続する。
袋倉地内では袋倉トンネルの建設を行う。山岳トンネルで延長780m程度。設計は国際航業(東京都新宿区)が担当している。
また、バイパス内には8橋梁の新設を予定している。橋梁名および概要、設計者は◇東電導水管橋(与喜屋)=橋長18m、大日本ダイヤコンサルタント(東京都千代田区)◇熊川橋(与喜屋)=PC3径間連続箱桁橋、橋長195m、三井共同建設コンサルタント(東京都品川区)◇北沢橋(与喜屋)=鋼2径間連続少数鈑桁橋、橋長99m、三井共同建設コンサルタント◇古森IC橋(古森)=鋼単純合成鈑桁橋、橋長36m、三井共同建設コンサルタント◇古森跨道橋(古森)=PC2径間Tラーメン箱桁橋、橋長145m、八千代エンジニヤリング(東京都新宿区)◇ウサギ沢橋(袋倉)=橋長180m、大日本ダイヤコンサルタント◇小宿川橋(芦生田)=3径間連続少数鈑桁橋、橋長110m、国際航業◇小熊沢橋(芦生田)=橋長60m、三井共同建設コンサルタント−となっている。橋の規模や橋梁の形式は設計委託時の概要となっており、現在進めている詳細設計で変更となる可能性もある。
なお、全て名称は仮称となっている。