草津市は、馬場町で計画している「仮称・新志津運動公園整備事業」について、基本計画案の内容を公表した。
それによると、事業費は概算で23億6000万円(用地取得費を除く)。整備手法は、PPP/PFIの導入を検討しているが、現状民間企業の参入見込みが立たないことから従来方式で行う見通し。整備内容は、整地面積約1万7000平方b内に、ソフトボールや野球・サッカー場としての活用を想定している。夜間照明・管理棟・トイレ・駐車場―などの工事を予定しており、今後実施していく設計等で確定させていく考え。なお、現況は山林が大半を占め、滋賀県が策定している地域森林計画の対象となる民有林であることから、40%は残地森林として保全する必要があることに加え、予定地は市ハザードマップで河川氾濫による浸水想定区域となっていることから、災害時の避難場所としての機能も設置していく考えだ。
事業スケジュールは、地形測量業務の発注を10月頃に行い、25年度(令和7年度)に用地測量・基本設計、26年度(令和8年度)に実施設計・用地取得・登記を実施し、27年度(令和9年度)から2ヵ年程度で工事を行う方針。
なお、基本計画策定業務は、復建技術コンサルタント(宮城県仙台市)が担当。
同事業は、18年(平成30年)3月に供用開始した新クリーンセンターの整備地とするために15年に廃止した「志津運動公園(旧志津運動公園)」の代替施設として新たにグラウンド等を整備するもの。
提供:滋賀産業新聞