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　勝浦市は１日、勝浦中学校の管理教室棟と特別教室棟を対象とする改修工事基本計画・基本設計業務委託の公募型プロポーザルを公告した。履行期間は、10月１日から２０２５年９月30日まで。委託料の上限額は２２９３万円。年度内に、レイアウト案や概算事業費などを含む基本計画を策定する。改修のスケジュールとして25年度に基本設計、26年度に実施設計をまとめ、27年度の工事発注を見込んでいるが、改修工事費が高額となる場合は、適正規模を踏まえた改築も視野に入れる。
　業務内容は、劣化状況等の把握、基本計画方針の策定、建築意匠・建築構造・電気設備・機械設備・昇降機・外構の基本設計、環境配慮計画・工事費概算書・工法検討資料・概略工事工程表等の作成など。
　プロポーザルの参加資格は、入札参加資格者名簿に区分「委託」または「測量業務」で登録され、公立小中学校施設の長寿命化改良工事または大規模改修工事における建築設計業務を履行した実績を有することなど。さらに、建築士法の規定に基づく一級建築士の資格を有する監理技術者を配置する必要がある。
　今後は、16日と19日に実施する現地見学会への参加申込書の提出を８日に締め切る。19〜21日に質問書の提出を受け付け、23日に回答。26〜30日に参加表明書などの提出を求め、９月３日に参加資格審査の結果を通知。13日まで業務提案書などの提出を求め、19日と20日のプレゼンテーション審査を経て、26日に審査結果を通知。30日の契約締結を目指す。
　勝浦中学校は、出水１１２０―１に所在。敷地面積は３万３０６９�u。
　管理教室棟はＲＣ造４階建て、延べ床面積２１４７�u。特別教室棟はＲＣ造４階建て、延べ床面積１８４４�u。いずれも１９６４年の建築で、２０１０年に耐震補強大規模改造工事を実施した。
　49年度までを期間とする「学校施設の長寿命化計画」では、外壁や内部仕上げに著しい劣化が生じているため、「修繕または改修が必要」としている。