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建通新聞社(神奈川)
2024/08/06

【神奈川】横浜市 豊岡町複合施設の事業計画素案公表

 横浜市財政局は、豊岡小学校(鶴見区)の建て替えを契機とする「(仮称)豊岡町複合施設」の整備に向けた事業計画素案を公表した。PFIのBTO方式に加え、一部の敷地には定期借地権を設定して、それぞれで事業者を公募する手法を検討中。PFIの採用が決まれば2025年1月下旬にも実施方針を策定し、25年以降に事業者の選定・契約を進めたい考え。27年度に準備工事を始めるスケジュールを想定している。定期借地の事業者公募時期は別途検討する。
 豊岡小学校の敷地を使い、小学校と周辺にある鶴見図書館、鶴見保育園、つるみ区民活動センター、鶴見区地域子育て支援拠点を「(仮称)豊岡町複合施設」として再編整備する。
 このうち、小学校や図書館、保育所などが入る棟をPFIで整備する方針。小学校と保育所は整備水準に基づいた広さや機能を確保する。図書館については従来の機能に加え、カフェ・ラウンジや多目的スペースなども設ける計画。
 また、敷地の一部に定期借地権を設定し、小学校の授業でも使用できる屋内プール施設などを民設民営の独立採算事業として整備することを想定している。
 事業計画素案に対するパブリックコメントを8月30日まで募集する他、8月24〜27日に地域住民との意見交換会を開いて10月下旬をめどに事業計画を策定・公表する予定だ。
 25年度以降にPFIの事業者選定から契約、設計などを進め、27年度に準備工事に着手。29年度に新校舎・図書館棟が完成した後、旧校舎の解体工事やグラウンド整備工事などを実施する見通し。32年度以降に定期借地エリアの工事を進めるスケジュールを想定している。
 計画地は鶴見区豊岡町27ノ1。東西に分かれている敷地のうち、西側の面積約9750平方bに複合施設を建てる予定となっている。東側の約530平方bについては複合施設の付加価値創出につながる提案であれば利活用を可能にする。
 用途地域は商業地域(建ぺい率80%、容積率400%)に指定されている。


提供:建通新聞社