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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/08/05

【群馬】前橋市が赤坂分署で本体工事計画


前橋市は中央消防署赤坂分署(上泉町1425−2)の建て替え事業について、早ければ年明け早々にも一般競争入札で本体工事の公告を計画している。工事は建築・電気・機械の3分離となることが見込まれる。施設規模はRC造2階建て、延べ床面積641u。工事は2024〜25年度の2カ年で実施する。事業費は、公告済みの敷地造成工事分も含めて当初予算分に2億9860万円、25年度の債務負担行為に3億3990万円を充てている。
新施設の建設は、現在の施設が1974年に建設したもので老朽化しているためその対応に加え、防災災害拠点としての機能強化などを目的として計画されたもの。新施設の建設場所は、赤坂分署の敷地北西部。現在は空地となっている。
新施設は、2020年度に完成した利根分署(小相木町392−1)と同等規模。車庫棟と事務所棟が一体となった形式で西側に車庫棟、東側へ事務所棟を配置する。
車庫棟は、消防車2台と救急車1台の駐車を想定している。事務所棟は1階に事務室、2階部分に仮眠室などを設置する。仮眠室については、女性専用スペースも設けるとしている。設計は技研コンサル(前橋市)が担当した。
また、敷地にはS造平屋、床面積180uの水防倉庫やホース乾燥塔を新設する計画で、建築工事に含めて発注する方針。このほか、敷地南西部にには、土砂災害への対応を訓練するためのスペースも設けるとしている。
庁舎本体工事は24〜25年度にかけて実施する。新施設の完成後となる26年度には、敷地東側にある既存庁舎を解体する。既存庁舎の規模は、RC造2階建て、延べ床面積304uとなっている。
本体工事に先駆け、敷地の造成工事を公告。敷地の東西に高低差があり擁壁が整備されていることから、その対応を行うもので、7日に開催を予定している。
庁舎建て替え事業とは別に、24年度には敷地南東部へ耐震性貯水槽の新設工事も予定している。整備するのは容量40立方m規模のもので、年内を目途に一般競争入札で工事を公告したい考え。当初予算には、事業費1760万円を計上しており、その一部を工事費として充てる。