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滋賀産業新聞
2024/08/06

【滋賀】高島市 マキノ中学校区の3小学校統合

 高島市教育総務課は、高島市小中学校再編基本方針(案)について、30日までパブリックコメントによる意見募集を行っている。基本方針(案)の内容によると、各中学校区の再編と方向性として、マキノ中学校区は、28年4月をメドに3小学校を1校に統合する考えで、新たに「マキノ小学校」として、マキノ中学校の隣接地(現在のマキノ学校給食センター)に校舎を新設する方針を決定した。
 現在あるマキノ東小学校、マキノ西小学校、マキノ南小学校を1校に統合し、名称を「マキノ小学校(仮称)」として、マキノ中学校の隣接地に校舎を新設。統合に向けては、3小学校の交流学習の充実を図り、統合後は小中一貫教育校として小中一貫教育の推進を図っていく。
 同課では、3小学校とも1学年の児童数が一桁の学年が多くなり、今後、複式学級を編制せざるを得ない状況が続くことを想定。27年度から、マキノ東こども園とマキノ西こども園が統合され「マキノこども園」が開園される計画が既に示されており、24年度末には、学校給食センターの集約化に伴い、マキノ学校給食センターが解体され、マキノ中学校に隣接する用地が確保できる。そのことからマキノ中学校区内のこれまでの再編の経過や今後の児童数の推移を勘案し、地域からもマキノ学区の小学校はひとつにすべきという意見が挙がっていることから、対象地域における小学校は1校が適当であると判断し、3小学校の再編を進めていく。
 同市では、全国的に少子化が進むなか、同市においても児童生徒数は減少傾向にあり、小中学校の小規模化が深刻な課題となっている。そのなかで、学校の活力や教育効果において、様々な課題が生じることから、児童生徒にとってよりよい教育環境を整える必要があり、今後も少子化と学校の小規模化が進むことが予想されるなか、児童生徒にとって望ましい教育環境を整備していくため、小中学校再編基本方針(案)を作成。現在、その高島市小中学校再編基本方針方針(案)について、パブリックコメントを実施している。

提供:滋賀産業新聞