上越市は2日、国の2025年度予算概算要求に向け、国の制度・予算に対する計20項目におよぶ要望を行った。中川幹太市長が国土交通省をはじめとする各省の局長級職員や新潟県選出の国会議員などを訪ね、要望書を提出した。
主な内容は次の通り。
【総務省】
▽地方団体の実情に配慮した地方財政措置の充実
・交付税の算定方法見直しの継続、緊急防災・減災事業債をはじめとする地方債の時限措置延長
【国土交通省】
▽公共事業予算総額の確保(財務省にも要望)
・国土強靱化のための5か年加速化対策に必要な予算・財源の別枠確保、事業の計画的な推進、国土強靱化実施中期計画の早期策定、継続的な取組
・河川の防災・減災対策に関する緊急浚渫推進事業債などの財政支援
▽保倉川放水路整備の早期事業化
・河川改修やダム建設による治水安全度向上、適正な維持管理による河川の保全
▽上越魚沼地域振興快速道路の整備促進
・「上越三和道路 鶴町ICから三和IC(仮称)」の整備、「三和安塚道路 三和IC(仮称)から浦川原IC」への支援
・未整備区間の調査促進と早期着工への支援
▽一般国道8号直江津バイパスおよび18号上新バイパスの整備促進
・直江津バイパス、有間川橋架替(糸魚川地区橋梁架替2事業)、交通安全事業(法音寺ゆずり車線設置等)、無電柱化事業(柿崎電線共同溝等)の整備促進、災害復旧事業(茶屋ヶ原地内)の早期完了
・上新バイパスの整備促進
▽市町村道除雪費予算の確保(財務省にも要望)
・ICTを活用した除雪作業効率化・省力化に向けた技術開発のさらなる推進と普及拡大に向けた財政支援