全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　富山県農林水産部は、富山市河内地内の県営林道開設交付金事業「町長水須線」について、残事業費１０億４７００万円を投じ、２０２５年度以降に林道開設工事を継続して進める。
　砂見〜河内区間は延長４１００メートル、全幅員５メートル（車道４メートル）。２０年度に事業着手し、今年度は３４００万円をかけ開設工事を推進。進捗率は１６・１％。２５年度以降に未着手区間３４７０メートルの工事、開設６３０メートルの舗装工を進め、３１年度の完成を予定している。総事業費は１２億４８００万円。
　町長水須線は、富山市町長を起点に水須に至る全長２万９８５０メートルの森林基幹道。神通川と常願寺川に挟まれた４流域を結ぶ林内路網の骨格に位置づけられる。利用区域５８３７ヘクタールで、うち１３１５ヘクタールが人工林、２２８５ヘクタールが保安林。町長〜大清水区間１万４５０メートル、河内〜水須区間９４００メートルは完成済みで、大清水〜砂見区間５９００メートルが未着手となっている。