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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/08/02

【群馬】下平バイパスの(仮称)新立沢橋の上部工を9月中旬に公告

県沼田土木事務所は、片品村下平と沼田市利根町平川を結ぶ国道120号下平工区バイパス整備について、下平地先と平川地先で行う(仮称)新立沢橋の上部工を9月中旬に条件付き一般競争入札で公告する。工種は土木一式。工期は約9カ月を見込んでいる。設計は高崎測量(高崎市)がまとめた。
バイパス整備のため架け替えとなる(仮称)新立沢橋は橋長21・8m、有効幅員9・75mの単径間プレテンションPC単純T桁橋。上部工は、10本のJIS桁を工場製作し、沼田側となるA2橋台背面側からクレーンで架設する。防護柵はアルミ合金製高欄を橋梁の両側と歩車道間で総延長67・9m設置する。なお、照明灯や標識は整備しない。
2024年度は上部工のほか、道路部分の盛土工の発注を行う方針。
同バイパスは国道120号の下平橋を約200m北上した位置を起点に南下し、国道120号の立沢橋をさらに約100m南下した箇所までを結ぶ580m区間を対象に全幅10・285mで整備する計画。車道部は6mの2車線道路とし、バイパス東側に設ける歩道は2・5mで整備する。バイパス東側には300o×300oの函渠型側溝(GBX)を延長450m敷設。バイパス西側には300o×300oの落蓋式側溝を延長530m設置する。
舗装構成は車道部が◇置き換え工=山砕100、t100p◇下層路盤工=再生砕石40、t12p◇上層路盤工=粒度調整砕石30、t10p◇基層工=再生粗粒度アスコン20、t5p◇表層工=密粒アスコン改質U型、5p−。歩道部は◇凍上抑制層=再生砂、15p◇路盤工=再生砕石30、t10p◇表層工=再生密粒度アスコン13、t3p−となる。
道路法面は土羽構造となり、道路部分は約6万1800立方mの盛土と約1万4600立方mの切土で整備する。
同路線は観光地である尾瀬へ向かう道路であるが、現道は幅員約7mと狭く大型車両のすれ違いが困難となっている。バイパス整備により急カーブを解消すると共に、拡幅し見通しのよい道路とすることで円滑な通行を確保する。