県西部広域行政管理組合が江府町武庫で計画する江府消防署の移転新築に伴う建築主体工事で、落札者を松本組・平田組・フィディアJVに決めた。落札額は4億5298万円。組合は28日の組合議会臨時会に工事請負契約の締結案を提出する。
工事概要は2412・14平方の敷地に、鉄筋コンクリート造2階建て延べ床面積1154・ 64平方bの庁舎のほか、アルミ造平屋建て17・09平方bの車いす使用者駐車場、同平屋建て3・19平方bの自転車置き場の新築。工期は2025年9月23日。基本・実施設計は白兎設計事務所が手掛けた。
建築主体工事は、組合を構成する県西部9市町村のいずれかで建築一式工事の指名競争入札参加資格を持つ3者JVを対象に、公募型指名競争入札を7月30日に実施。2JVが辞退した。
江府消防署の現庁舎は、一部が旧建築基準法の適用時に建てられており、外壁の亀裂や壁の剥離など老朽化が進行。県指定の土砂災特別警戒区域内にあることも踏まえ、約1・3`北東に離れた国道181号沿いの土地での移転新築計画が立てられた。
移転新築に伴う電気設備工事、機械設備工事はともに8月20日に開札される。
日刊建設工業新聞