東北地方整備局秋田港湾事務所は、能代港外港地区北防波堤の改良(L約700m)に関し、施工時の資材置き場となる中島地区積出護岸(北防波堤北東)の改良工事を今月中に公告する見通し。耐久性を向上させるため鋼矢板を設置するもので、概算工事費は1億5,000万円〜2億5,000万円。9月には北防波堤改良に向けた消波ブロック・被覆ブロックの製作(概算工事費1億5,000万円〜2億5,000万円)を公告、7年度から改良に着工する見込み。
能代港外港地区北防波堤は延長2,000mで、このうち北東側の1,000mが国、南西側の1,000mが県の管理となっている。国管理部分の港外側では一部に消波ブロックや被覆ブロックが設置されていないため、県管理部との境を起点に、北東側の延長約700mにブロックを設置する。なお、県管理部のブロック設置は5年度に完了している。
整備はA・B工区(L約300m)、C工区(L約400m)に分け、A・B工区から着工する見込みで、同工区の設計をエコーに委託し進めている。施工時の資材置き場として北防波堤の北東にある中島地区積出護岸を使用。護岸の矢板が老朽化しているため、矢板前面に新たな鋼矢板を設置し、耐久性の向上を図る。
9月に公告予定のブロック製作では、消波ブロック60個、被覆ブロック110個を製作。7年度以降は製作したブロックの据付や新たなブロックの製作を順次、進める。C工区にはA・B工区が概成した後、着工する見込み。20年度の完了を目指す。
提供:秋田建設工業新聞社