国土交通省近畿地方整備局は、過去2カ年(2022〜23年度)に完成した土木関係工事と港湾空港関係工事の工事成績評定結果(2カ年の平均点)を基にした24年度の工事成績評定ランキングをまとめた。土木関係は八田建設が84点でトップ。港湾空港関係のトップは85点で東組と本間組の2社が並んだ。ランキング公表対象(平均点が70点以上)の企業は、土木関係が166社で23年度に比べ12社減少、港湾空港関係が9社で1社減少した。
土木関係のトップとなった八田建設は前回2位(83点)から順位を上げた。今回2位には安藤ハザマ、大林組、長村組、酒井工業、田村組、中村建設、日本ピーエス、ピーエス・コンストラクション、松塚建設、明清建設工業の10社が83点で並んだ。このうち安藤ハザマと長村組、日本ピーエスの3社は前回の82点から得点を上げてランクアップ。また、ピーエス・コンストラクションはランク外からのジャンプアップとなった。
港湾空港関係では、東組が前回5位(82点)からの大幅ランクアップとなった他、不動テトラも一つ順位を上げて3位、東亜建設工業は一つ順位を下げ4位となった。5位には82点で大本組、若築建設、あおみ建設、東洋建設の4社が並び、81点の五洋建設が続く結果となった。
工事成績評定ランキングは、同局発注の直轄工事で、過去2年間に完成した土木関係、港湾空港関係工事の実績が3件以上あり、工事成績評定結果が平均70点以上の企業が公表対象。
土木関係の対象工種は@一般土木Aアスファルト舗装B鋼橋上部Cセメント・コンクリート舗装Dプレストレスト・コンクリートE法面処理F河川しゅんせつGグラウトH杭打I橋梁補修J維持修繕―の11工種。港湾空港関係は@空港等土木A港湾土木B港湾等しゅんせつC空港等舗装D港湾等鋼構造物―の5工種。
提供:建通新聞社