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北陸工業新聞社
2024/08/02

【石川】最新の衛生設備で安全に提供/能美市学校給食センター/竣工式開く

 能美市は1日、粟生町地内で建設を進めていた「市学校給食センター」の竣工式を執り行った。井出敏朗市長をはじめ、関係者が出席し、新施設の完成を祝った。
 冒頭、井出市長は市として初めてPFI方式を採用した同センターについて、最新鋭の調理機器や環境負荷を軽減する設備を導入したと説明。「食育を推進する拠点施設になることを期待する」とあいさつした。来賓の田中大佐久市議会議長も「楽しい給食を通し、未来を担う子どもたちが健やかに成長してほしい」と祝辞を贈った。
 引き続き、井出市長が、事業主である能美スクールランチパートナーズの岩東光男代表取締役へ感謝状を贈呈。これに対し、岩東氏は「児童・生徒へ安全安心でおいしい給食を提供していく。食について考える習慣や知識も楽しく学んでもらいたい」などと謝辞を述べた。この後、内覧会に移ると、出席者は施設内を見学した。
 同センターについては民間の資本や経営能力、技術力を活用し、設計から建設、運営、維持管理を一括して行うPFI方式を導入した。建設規模はS造2階建て延べ2276・45平方メートル。根上、寺井地区の小中学校に給食を配送し、アレルギー対応食も調理する。調理能力は1日あたり3000食となる。
 食材の搬入から調理、配送までの動線を一方通行にして業務の効率化を図った。環境にも配慮し、地元産材を使った木質バイオマスペレットのボイラーを活用するほか、太陽光発電パネルも設置している。建設場所は同市粟生町あ11番地。JAグリーン能美の南側隣接地で、敷地面積は6004平方メートル。
 能美スクールランチパートナーズは、ジーエスエフを代表企業とし、山岸建築設計事務所、トーケン、中東、アイホー、AIHO北陸、合人社計画研究所、秋田電気工事、八千代エンジニヤリングで構成する。

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