潟tジコー(白井市折立32―8)は、白井市折立字前原98―1の敷地面積9838・37uに、産業廃棄物焼却施設および発電設備の設置を計画している。社会情勢の変化により、廃プラスチック類を含む廃棄物が増加傾向にあることで「見掛けの廃棄物量(熱量)」が増加し、既存焼却施設の処理能力では対応できない状況。そこで、廃プラスチック類などの高カロリー廃棄物にも対応した焼却炉を新設して対応を図るほか、低炭素社会の実現に貢献するため、廃熱を利用した発電を行う。設置許可申請から200日以内に許可を取得し、その後1か月以内に着工する予定。設計は潟^クマが担当。
計画地は、潟tジコー再資源センターの南西側。敷地の現況は山林。
新設する焼却炉は、全連続燃焼式の階段式ストーカ1炉。燃焼温度は850度以上。1日当たりの処理能力は93・6t。また、S造平屋建ての受け入れ事務所24・32u、RC造焼却物受け入れヤード834u、RC造焼却物受け入れピット392u、来客用駐車場9台、煙突35mなどを整備するほか、施設周囲を高さ1・8m以上の鋼製ネットフェンスで囲う。
施設内は全て舗装する。洗車場は設置しない。
焼却物の種類は、廃プラスチック、木くず、紙くず、繊維くず、廃酸・廃アルカリ、動植物性残さ。排ガスについては、ガス冷却室でおおむね200度以下に急冷し、バグフィルター入り口手前で消石灰・活性炭を吹き込み、バグフィルターで集じんする。
搬入道路として、国道16号、主要地方道市川印西線(木下街道)、白井市道00―001号線、白井市道02―001号線を利用する。
5月29日付で、産業廃棄物処理施設の設置許可申請書が県に提出された。関係図書については県環境生活部廃棄物指導課、県印旛地域振興事務所、白井市市民環境経済部環境課で縦覧に供されている。